コラム
むし歯から子どもの歯を守って!
皆さま、こんにちは。
千葉ニュータウン中央駅から徒歩10分、セリア隣のアクロスプラザ内にあり、土日も夕方まで診療中の【千葉ニュータウンみどり歯科】です。
「子供の乳歯はいつか抜けるから、むし歯になっても治療しなくていい」という話を時々伺いますが、これは間違いです。
むしろ乳歯も生えて間もない永久歯も、むし歯になったら早く治してしまった方がいいのです。
今回はその理由について説明します。
乳歯も生えて間もない永久歯も、大人の歯に比べて歯質が弱めです。
そのためむし歯になりやすく進行も早いので、放置しない方がいいのです。
生え替わったばかりの永久歯は、大人の歯と同じように見えます。
でも、顕微鏡で歯の表面を見ると、エナメル質の結晶が粗く未成熟になっています。
生えてまもない永久歯は、だ液などからミネラル分を取りこんで、だんだんと硬くなっていきます。
そうして十分に硬くなるまで、生えてから2~3年かかるのです。
乳歯にむし歯ができたら、できるだけ早く治療をするとともに、むし歯ができた原因をなくすことが大切です。
乳歯がむし歯になると、抜けた後も、その後のお口に悪い影響が残ることがあるからです。
まず、むし歯菌はお口の中に残るので、生え替わった永久歯がむし歯になりやすくなります。
また、乳歯のむし歯が悪化すると、歯ぐきの中の永久歯もむし歯菌に侵されて、変色した歯になることがあります。
さらに、むし歯が悪化して乳歯を早期に抜くことになると、永久歯への生え変わりのシグナルが伝わらず、永久歯が生えてこなくなることもあるのです。
小さな頃からむし歯知らずのお口でいる期間が長いほど、次のようなメリットがあります。
●将来のむし歯率が低くなる
子供の頃から予防ができていると、むし歯菌が少なく、むし歯になりにくいお口の環境や生活習慣が定着します。
●むし歯治療を繰り返さずに済む
むし歯になる時期が遅くなれば遅くなるほど、むし歯の再発がしにくくなり治療を繰り返さずに済むようになります。
●将来歯を失うリスクが低くなる
むし歯治療を繰り返していると、将来歯を失いやすくなります。むし歯になる回数はできるだけ少ない方がいいのです。
お子様の予防を成功させるには、楽しくコミュニケーションを取りながら毎日の仕上げ磨きに取り組み、歯の観察も一緒に続けるのがおすすめです。
当院ではお子様の予防にも力を入れております。仕上げ磨きのやり方など、お悩み事がありましたら遠慮なくお聞かせください。
また、むし歯予防だけでなく、乳歯が抜けていないのに永久歯が生えてきた時も当院にお任せください。
乳歯が残ったままで永久歯が生えきってしまうと、永久歯が定着して歯並びが悪くなることもあります。
当院では生え替わりが遅れているなどの相談も承っております。
アクロスプラザ内の歯科医院ですので、お買い物のついでにぜひ一度受診されてくださいね。