コラム
【年齢別】歯磨きの目的|お手入れ上手になってむし歯・歯周病知らずに!
皆さま、こんにちは。
千葉ニュータウン中央駅から徒歩10分、セリア隣のアクロスプラザ内にあり、土日も夕方まで診療中の【千葉ニュータウンみどり歯科】です。
毎日の歯磨きがしっかりできていると、むし歯・歯周病になりにくくなります。
その理由や歯磨きの目的、もっと歯磨き上手になるためにできることについて知っておきましょう。
年齢別・歯磨きの目的って?
歯磨きは、年齢層によって目的が異なります。
年齢層によって、かかりやすい疾患が異なるからです。
小さい頃は歯周病よりもむし歯にかかりやすい傾向にありますので、むし歯予防を目的に歯磨きを行います。
●0歳~15歳くらいまで
主に「むし歯の予防」のために行います。
乳歯や生え変わったばかりの永久歯はむし歯になりやすいため、丁寧に歯磨きをしましょう。
お口の健康の土台作りをする年齢です。
●16歳~45歳くらいまで
「歯と歯ぐきの健康を維持」して、「むし歯と歯周病の両方を予防」するために行います。
親知らずが生えてくるタイミングはほとんどの方が18歳以降ですので、生えたての親知らずがむし歯にならないようにご注意ください。
また、思春期以降になるとホルモンバランスの影響で歯周病にかかりやすくなる傾向にあります。
特に、女性ホルモンを好む歯周病菌が存在するため、歯磨きだけではなく、デンタルフロスやマウスウォッシュも使って、丁寧にケアしていきましょう。
ホルモンバランスの影響で、妊娠中の女性はむし歯や歯周病にかかりやすくなります。
つわりが落ち着いたら、一度「マタニティ歯科検診」を受け、出産に間に合うように治療を行ってください。
●45歳以上
特に「歯周病の予防」を意識して、歯ぐきと歯の境目を重点的に磨きましょう。むし歯にも注意は必要ですが、年齢とともに歯周病が進行しやすくなるからです。
厚生労働省の「歯周疾患の有病状況」(e-ヘルスネット)によると、45歳以上になると、歯周病にり患している方の割合が過半数を超えます。
年齢や歯周病の初期症状が出たことを目安に、歯磨きのペーストを歯周病対策に特化したものに変えるのもアリです。
また、歯医者の定期検診の受診が、歯周病やむし歯予防につながりますので、最低でも年に1~2回は受診しましょう。
むし歯と歯周病は細菌が起こします
むし歯も歯周病も、お口に住みついた細菌が引き起こす疾患です。
むし歯菌も歯周病菌も、食べ物や飲み物に含まれる糖分をエサにしています。
糖分を得ると、増殖したり、歯垢を作って歯や歯と歯ぐきの間などにくっついたり、酸を作ります。
そのため糖分がお口の中に残り続けていると、むし歯や歯周病を引き起こすことになるのです。
食後は歯磨きをする、歯磨きができない場合はうがいをするなど、お口の中に糖分を残さないようにしましょう。
口内細菌を減らすことでむし歯・歯周病を防げます
むし歯や歯周病を防ぐには、お口の中を清潔にしてむし歯菌・歯周病菌を減らす必要があります。具体的には、毎日しっかりと歯を磨き、定期的に歯科医院で検診を受けることが重要です。
「定期検診だけ受けていれば安心」ということもなく、むし歯や歯周病予防のために毎日のお手入れはとても大切です。
むし歯や歯周病の予防のために、「毎日の歯磨き」「定期検診」の「両方」を続けていきましょう。
なお、毎日の歯磨きだけでは、どうしても磨き残しがあります。
残った歯垢は8時間程度で硬い歯石に変化し、歯ブラシでは取れない汚れに変化しますので、定期検診で歯石を取り除きましょう。
定期検診では自分に合う歯磨き方法を伝授
千葉ニュータウンみどり歯科では、定期検診で正しい歯磨きのやり方をお伝えしています。
自己流の磨き方では、磨き残しやすくなるからです。
お口の状態は皆さん異なりますので、ご自分の歯の状態に合うブラッシング方法を知ることが予防につながります。
ご希望の方は、定期検診の際に、毎日使っている歯ブラシをご持参ください。
なお、電動歯ブラシをお使いの方も電動歯ブラシをそのままお持ちください。
歯への当て方や当てる時間、動かし方などを拝見し、改善した方がいいポイントをお伝えいたします。
ご一緒に、むし歯や歯周病になりにくい清潔なお口を作っていきましょう。
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