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詰め物をつけた後に歯がしみる 千葉ニュータウンみどり歯科
2021年6月3日
千葉ニュータウンみどり歯科でございます。
皆様は金属などの詰め物をつけた直後に、歯がしみるということはありませんか。
これは、歯のつくりに依るものでありむし歯が残っているということでも、歯を削りすぎたということでもありませんのでご安心ください。
歯は白い部分を歯冠、顎の骨の中に植わっている部分を歯根といいます。
中心部分には神経があり、これがしみたり痛みを感知するセンサーとなっています。
むし歯ができてしまった場合、大きさやできてしまった位置によってはむし歯を削って型をとり、出来上がった詰め物を歯科用の接着剤で装着します。
このときむし歯がやや深いケースなどではつける詰め物と歯の神経が近くなり、お口の中にはいってきた冷たいもの熱いものの刺激を神経が痛みとして受け取るため、しみてしまうことがあります。特につける材料が金属系であると熱伝導率が高いので特にしみやすいです。
ただこれは、一時的なものですとあまりご心配はいりません。
時間が経つと神経が刺激から身体をまもるために内部に 第二象牙質 と呼ばれる物質を添加します。
この物質ができるまで2ヶ月から半年ほどかかることがあります。骨折などもそうですが、人間の体は内部の組織であればあるほど治癒に時間がかかるのです。反対に外界と接触している皮膚の傷の治りは比較的早いのです。悪いものが体内に入ることをできるだけすばやく阻止するというからだのうまい仕組みですね。歯の神経は内部にある組織ですので治癒も早いほうではないのですね。あせらず、ゆっくりと様子をみましょう。
詰め物をつけた直後の日常生活での注意としては、冷たすぎるもの熱すぎるものを患部に直接触れるのを避けること、リハビリということで硬いものをかむのも始めのうちは控えましょう。
ただ、持続的に強い痛みがある場合は自己判断せずにご相談ください。
千葉ニュータウンみどり歯科